パワーバンドに入った時の加速をもう一度。。
こんなふうに思っているリターンライダーの方は多いと思います。
2stバイクはパワーバンドに入った時の加速や、独特の音・ニオイなど様々な魅力が特徴です。
排気ガスの規制により今現在は新車販売はなくなってしまいましたが、今の時代においても魅力的なのには変わりありません。
今回の記事では、そんな2stバイクの魅力やオススメのバイクを排気量別に解説していきたいと思います!
目次
2stバイクの魅力とは?
2stバイクの魅力は大きく分けて3つあります。
- 爆発的な加速
- 2st特有の音
- 車体の軽さ
この3つです。
爆発的な加速は2stのパワーバンドによるものです。
ある一定のところまでエンジンの回転数を上げると2stは、パワーバンドに入りそこからスピードが大きく伸びます。
このパワーバンドに入る時の加速は4stにはないので、2stの魅力の一つと言えるでしょう。
またエンジンの回転している時の音や、パワーバンドに入ってからの急速なバイクの音も2st特有で、排気音や音量が全く異なってきます。
この音に病みつきになる人も多くいるのが2st乗りのライダーたちです。
さらに2stバイクはパワーバンドによるスピードもあるのですが、エンジンの構造が簡単で部品点数も4stに比べて少ないため。バイクの車重は重くありません。
そのため2stのバイクは、軽くてパワーバンドがあるためスピードに乗ることが出来るのです。
これら3つが2stバイクの魅力的な部分となります。
2stバイクが無くなった理由
2stバイクが今のバイク市場から無くなった理由は、規制を乗り越えることが出来なかったからです。
2stバイクが人気を博していた1990年代前後は今のような規制がなかったので、2stでも4stの出力が高いバイクが出せたのですが、今は規制がたくさんあるのでそれに適したバイクしか発売することが出来ません。
今現在の主な規制には2つあります。
- 排出ガス規制
- 騒音規制
この2つの規制により2stバイクは市場から無くなってしまいました。
特に排出ガス規制の影響は多く、これをクリアするために2stバイクとキャブレターのバイクは廃止されました。
エンジンからの排気ガスをより綺麗にして、規制をクリアするために生まれたのが今現在採用されているインジェクションという燃料装置です。
これらの背景から2stバイクは市場から無くなってしまったのです。
ただカスタム次第では保安基準に抵触するから注意が必要だ。
リターンライダーにオススメの2st50ccバイク
メーカー:ホンダ
排気量:49cc
エンジン: 水冷2サイクルピストンリードバルブ単気筒
燃費: 55.3 km/L ( 30 km/h走行時)
馬力:7.2ps(5.3kw)/10000rpm
車両重量: 101kg
NS-1はリターンライダーにオススメの2st50ccバイクです。
普通の50ccバイクはサイズが小さく、体制が縮こまるためリターンライダーの方にはあまりオススメ出来ないのですが、NS-1は50ccの中でもサイズが特に大きいのでオススメ出来ます。
またNS-1にはメットインがついていて、荷物などを運べる点からもオススメなのです。
セカンドバイクとしても使えますし、カスタムパーツの種類もたくさんあり値段も安いので、NS-1はリターンライダーにオススメの2st50ccバイクです。
リターンライダーのオススメの2st125ccバイク
メーカー:スズキ
排気量:99cc
エンジン:2サイクル・強制空冷・単気筒・ケースリードバルブ
燃費:43.0 km/L ( 60 km/h走行時)
馬力: 9.0ps(6.6kw)/6000rpm
車両重量: 90kg
アドレスV100ccはスクーターですが、2stバイクの125ccはラインナップが少ないのというのもありますが、V100が優秀なのでリターンライダーにオススメの1台です。
そもそもスズキのアドレスシリーズはスクーターの中でも評判がよく、作りがしっかりしていることで知られています。
リターンライダーにオススメのスクーターとは?魅力と合わせて紹介!
そのアドレスシリーズの中で2stなのがV100です。
このバイクは販売年数はそこまで長くないです、100ccというスペックとお手頃な価格からすごく広まったバイクで、今現在でも多くのライダーがV100に乗っています。
そのためメンテナンス情報もすぐ出てきます。
また100ccはファミリーバイク特約も使用できるので、保険料が気になる人でも安心して2stバイクを楽しむことが出来ます。
これらの理由からアドレスV100はリターンライダーにオススメの2stバイクなのです。
リターンライダーにオススメの2st250ccバイク
メーカー:ヤマハ
排気量:249cc
エンジン:2サイクル・水冷・クランク室リードバルブ
燃費:34.0 km/L ( 50 km/h走行時)
馬力:40ps(29.4kw)/8500rpm
車両重量:153(概算値)kg
R1-Zは250cc2stの中で比較的新しい部類に入るバイクです。
同じ系統のRZ250は90年より前に作られたバイクですし、有名なNSR250も歴史は古いです。
これがリターンライダーにオススメする理由の一つです。
2stバイクは作りが簡単ではありますが、修理することも考えると年式は新しいに越したことは有りません。
また古ければ古いほどプレミアム価格になっていて手を出そうにも出せません。
R1-Zは2stらしさを残しつつ乗りやすいので、今現在の250ccと十二分に渡り合っていくことが可能となります。
そのためリターンライダーにR1-Zはオススメの2st250ccバイクなのです。
まとめ
今回の記事では、リターンライダーにオススメの2stバイクや2stバイクが無くなってしまった理由や魅力について解説していきました。
リターンライダーの魅力は大きく3つありました。
- 爆発的な加速
- 2st特有の音
- 車体の軽さ
これらの魅力が有りながらも排ガス規制によって新車が出てこなくなってしまいましたが、今でも乗ることが出来ます。
その上でオススメなのが今回紹介したバイクです。
2stバイクは今のバイクには無い楽しさがありますし、バイク復帰のリターンライダーには面白いバイクになると思うので、参考にしてみてください。