自分にあった400ccバイクはなんだろう
こんな風に悩んでいるリターンライダーの方も多いと思います。
特に400ccからは車検を通す必要があったりするので、そもそも250ccとどっちが良いのか?なども悩んでしまうので、中々選べないですよね。
車検が始まってしまう400ccですが日本の道路状況に適しているので、街乗りからツーリングまでパワー不足を感じず乗ることが出来ます。
400ccの中古バイクを選ぶときに気になるのが以下の3つの条件です。
- 乗りやすいバイク
- スピードが出るバイク
- 整備性が高いバイク
今回の記事ではこの3つの条件別にバイクを紹介していきたいと思います。
400ccバイクの魅力とは?
400ccバイクの魅力は日本に適したスペックと言うところです。
混みやすく狭いのが日本の道路の特徴で、大型のバイクで走るには物足りない道路状況となっています。
また信号も多いので停車や発進を繰り返すことになり、重たいバイクだと不便に感じる人も多く、頻繁に繰り返すときに400ccだと楽に取り回すことが可能なのです。
通勤125ccが人気なのは日本の道路事情とも関係しています。
車検制度があり大型バイクと比べて維持費の差が無いことから、大型バイクを選ぶ人が多いのも事実としてありますが、中型免許のまま乗れるバイクなのでリターンライダーが始めに乗るバイクとしてはピッタリの排気量だと思います。
また400ccクラスだと街乗りでもツーリングでも高速でも、そこまでエンジンを回さなくても巡航出来るパワーがあるので、走っててスペックの低さやストレスを感じることは無いと思います。
乗りやすいバイク:CB400SF
メーカー:ホンダ
排気量:399cc
エンジン:水冷4ストローク・直列4気筒DOHC4バルブ
燃費:31.0 km/L ( 60 km/h走行時)
馬力:53ps(39kw)/10500rpm
車両重量: 197kg
400ccバイクの中で乗りやすいバイクといえばCB400SFです。
これは普通自動二輪免許の教習車として使われているくらい乗りやすいバイクで、リターンライダーが最初に持つのにピッタリのバイクです。
人気のバイクなので年式と比べると値段は落ちていませんが、その分売却時の値段もつくので、迷ったらとりあえず買って乗って見るのも一つの手です。
また教習車としてのイメージを持っている方だと「ちょっとスペックとしては弱くない?」と思ってしまうかもしれませんが、教習車に使われているCB400SFは教習車ようにパワーダウン制御が入っているので、実際のCB400SFとは大きく異なります。
本来のCB400SFは
- 乗りやすいの
- 4発から来る高回転サウンド
- VTECスピード
と走りも凄まじいのが特徴です。
400ccバイクの中ではずば抜けて優秀なバイクなので、乗りやすさを求めている人だけでなく、多くの人におすすめできる一台です。
スピードが出るバイク:GSR400(ABS)
メーカー:スズキ
排気量: 398cc
エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
燃費: 32km/L(60km/h走行時)
馬力:61ps(45.0 kw)/12000rpm
車両重量: 215kg
400ccの中でスピードが出るバイクなのはGSR400(ABS)の2014年モデルです。
他にも速いバイクと言えばCBR400RR(1990・1993)やRVF(1994)などがありますが、これらは年式が古いのとプレミアがついてしまっているので、まだ年式が新しくリターンライダーが選びやすいGSR400にしました。
GSR400が速いといえるのは最高速で、バイクのスペックを鑑みてのことです。
最高速度とは、純正トランスミッションのうち「最も高いギヤ」を選択し、「二次減速比(前後スプロケット)は変更なし」で、「純正タイヤ」を装着しているとき、「最高出力発生時のエンジン回転数」にて出る計算上の速度であり、最高出力や走行抵抗は加味していません。
今回参考にした最高速バイクを解説しているバイクサイトからの引用ですが、GSRのスペックはそれほど高くリミッターが掛かってないので最高速が速いのです。
多くのバイクはリミッターがかかっていて、最高速が制御されていることがほとんどだ。
今の現行バイクも例外ではなく、リミッターが掛かっているから最高速がGSRより遅いんだ。
ただNINJAなどの現行SSはリミッターが掛かっていても、走行抵抗などはカウルがついている分速いため、加速などの点についてはGSRを上回ることもあります。
またサーキットに走るのに適しているのはSSバイク(スーパースポーツ)なので、最高速ではなくサーキットベースで考えるのであれば、NINJAや現行CBR400などが良いかもしれません。
整備性が高いバイク:SR400
メーカー: ヤマハ
排気量:399cc
エンジン: 空冷・4サイクル・SOHC・2バルブ
燃費: 44.0 km/L ( 60 km/h走行時)
馬力:27ps(20kw)/7000rpm
車両重量:168kg
SR400は400ccバイクの中で最も整備性がよいバイクです。
これはキャブレター車限定(2008年モデルまで)の話ですが、単気筒なのでキャブレターが一つしかありません。
そのため自分でバイクのメンテナンスをするときでも整備がしやすく、中にはレストアしてバイクを1から起こす人もいます。
(特に「MotoBe」というバイクメディアが行ってる企画の「5万円SRのレストア」はとてもおもしろいです)
またSR400はメンテナンス的な整備性だけでなく、カスタムの幅もたくさんあります。
- チョッパーカスタム
- カフェレーサーカスタム
などが特に有名ですが、その車体構造の楽さから様々なカスタムを施すことが可能です。
さらにアフターパーツ市場もすごく盛り上がっていて、SR専用カスタムパーツはたくさんあるので、バイクを買ってからずっと飽きない一台となっています。
ただキックスタートしか無いところは人を選ぶ部分なので、そういったところのこだわりなども楽しめるリターンライダーにオススメのバイクです。
まとめ
今回の記事では、リターンライダーにオススメの400cc中古バイクを紹介していきました。
選ぶときにオススメの条件は以下のとおりです。
- 乗りやすいバイク
- スピードが出るバイク
- 整備性が高いバイク
これらの条件の中で3台のバイクを紹介していきましたが、バイク選びに正解はありません。
実際値段などその他の条件でバイクを選ぶことになるとは思いますが、400ccを選ぶときにこの記事が少しでも参考になれば幸いです。