ライディングテクニックを身につけたい
そんな風に思っているリターンライダーの方は多いと思います。
実際ライディングテクニック(ライテク)と言われてもどんなものか分からないですよね。
ライディングテクニックとは「バイクを操る技術」のことを言います。
そのライテクには2つのスタイルが存在します。
- スピードタイプ
- シティランタイプ
このスタイルが違うと、習得すべきライディングテクニックが変わってきてしまうので、自分が目指したいスタイルを知ることは大切です。
上達する方法は練習しかありません。
今回の記事ではそんなライディングテクニックについて、詳しく解説していきたいと思います!
目次
ライディングテクニックとは?
ライディングテクニックとはバイクを操る技術のことを指しています。
横文字なので難しく考えてしまうのですが、バイクに乗る技術を総じてライディングテクニックと言っています。
簡単なところで言うと発進時に使う半クラッチや、タンクを内股で挟むニーグリップもライディングテクニックのひとつです。
教習所で行うすべての内容がライディングテクニックとも言えますし、街乗りやサーキットで使う技術などもすべてライディングテクニックののです。
なのでライディングテクニックは難しいものではなく、バイクを操る技術の総称と覚えておくといいと思います。
ライディングテクニックが上達するためには?
ライディングテクニックを上達させるには、バイクの乗り方を練習するしかありません。
ですが、一口に練習と言っても難しいですよね。
様々なライテクが存在するのでその分様々な練習法があるので、まずは自分が上達したいライテクを決めることが重要になってきます。
というのも「速く走れる技術を知りたい人」と「街乗りで安全に走りたい人」が覚えるライディングテクニックは違うからです。
そのため、まずは自分がどっちのスタイルのライディングテクニックを学ぶのか?というのが重要になってくるのです。
ライディングのスタイルを知る
ライディングのスタイルを知ることで、自分が身につけたいライディングテクニックがわかってきます。
ライディングのスタイルは大きく分けて2つあります。
- スピードタイプ
- シティランタイプ
どちらもバイクに乗るという事自体は一緒なので応用できる事はあります。
ただ目的が大きく異なってくるので、習得すべきライテクが変わってくるのです。
次の章ではスタイルごとのライディングテクニックを解説したいと思います。
スピードタイプのライテク
バイクで速く走りたいという人はスピードタイプに分類されます。
そのためスピードタイプのライディングスタイルの人は、基本的にサーキットや峠で走行することを想定としたライテクとなります。
もちろん峠で走る場合は制限速度を守る必要がありますが、コーナーが連続する峠ではいかに正しいコースで走れるか?や、いかに正しい姿勢でバイクを扱えるか?で同じ制限速度内でも速さが異なります。
サーキットも同じでただ闇雲にアクセルをひねってスピードを出しても、速く走ることは出来ません。
速く走るためには2つのライテクが必要になります。
- コーナーのライン取り
- ライディングのフォーム(姿勢)
コーナーのライン取りは走るコースによって違いますし、実際に走る状況によっても変わってくるため確定的な技術はありません。
ですがライディングのフォームは正しい姿勢や、速く走るための姿勢があるのです。
速く走るためのライディングフォーム
速く走りたい人であるスピードタイプの人は、ライディングフォームを習得する必要があり、そのライディングフォームには3つの種類があります。
- リーンイン:イン側に身体を入れてニーグリップでバイクを抑えるフォーム
- リーンアウト:バイクをイン側に倒して身体をアウト側に起こすフォーム
- リーンウィズ:バイクと身体を一緒にイン側に入れるフォーム
これらは自分の身体(姿勢)とバイクの関係を表すフォームです。
サーキットや峠で速く走りたい人は、この中のリーンインやリーンウィズを習得する必要があります。
リーンウィズは教習所でも習う一番基本的なコーナーの曲がり方ですが、一番奥が深いフォームで、motoGPなどのレースで見られる「膝スリ」は、リーンウィズの中の最たる技術です。
またこれらフォームは重心移動が関係していて、重心の傾きかたでタイヤのグリップする面を増やして安定的な速い走りが可能になってきます。
そのためスピードタイプの人習得すべきライテクは、リーンインやリーンウィズのようなフォームなのです。
シティランタイプのライテク
シティランタイプの人は安全に走る方法がメインなので、速く走る必要はありません。
もちろんスピードタイプで説明したライディングフォームも、交差点を曲がる時などに使えるので必要にはなるのですが、シティランタイプの場合バイクに乗ることで身につくフォームで十分です。
そのためライディングフォームを極めるというよりかは、ブレーキングや法則決めなどの「安全マージン」が大切です。
安全マージンとは、運転中の安全を確保する余裕のことを指します。
これは直接的なライディングテクニックでは無いのですが、そのマインドや法則決めなどの運転の定石は、シティランタイプの人が求めるライテクそのものです。
なのでシティランタイプの人はこの安全マージンを確立することが、安全な運転に繋がるライテクとなるのです。
一概に決めるのが難しい安全マージンですが、例を上げるするならば以下のようなことが挙げられます。
- 信号など前の視界が遮られるトラックの後ろは走らない
- 交差点内や横断歩道付近は飛び出しがある可能性があるので、ブレーキレバーとブレーキペダルの準備をしておく
- 車間距離を○メートル必ず
- 急停止や立ちゴケ防止の為、停止時の最後のブレーキはFブレーキ(レバー)ではなく、Rブレーキ(ペダル)を使う
などこれら法則決めは「名前のついたライテク」では無いですが、安全マージンの中で大切な法則や定石となります。
必ずしも上記で挙げた内容で無くてもいいですが、自分なりに事故を起こさず安全に運転出来る安全マージンを組むことが、シティランタイプのライディングテクニックです。
まとめ
今回の記事ではリターンライダーが知りたいライディングテクニックを解説しました。
ライディングテクニックは「バイクを操る技術」のことを指しますが、膨大な数のライディングテクニックと呼ばれるものがあるため、自分のスタイルに応じたライディングテクニックを習得することが大切です。
- スピードタイプ
- シティランタイプ
速く走るためのライテクなのか?街乗りで安全に走るためのライテクなのか?
この前提条件の違いで、ライディングテクニックは大きく異なります。
それらを自分で知って正しいライテクを習得・上達することが、リターンライダーのバイクライフを豊かにしてくれるので、正しいライテクを学びましょう!